言語聴覚士 [  Speech-Language-hearing Therapy :ST  ]

当院では、主に脳血管疾患によって起こるコミュニケーション障害や摂食嚥下障害を持つ成人の方々に対して訓練を行っています。

 

言語訓練

 主に失語症や運動障害性構音障害に対し行う、ことばの訓練です。

失語症とは、大脳の言語中枢が障害され、ことばを話したり理解したりすることが難しくなる障害です。

運動障害性構音障害とは、話すときに使う、唇、舌、のどなどの筋肉の障害により、呂律がまわらない等、正しい発音ができなくなる障害です。

絵カードやジェスチャーを用いた訓練、書字・描画などの書く訓練、音読・発声などの声を出す訓練を行います。

中庭散歩など行い自然な発話を促すことや、歌がお好きな方であれば歌を歌うこともあります。コミュニケーションの楽しさを取り戻すためのお手伝いが出来るように支援します。

 


摂食嚥下訓練

 摂食嚥下障害に対し行う、食べ物や飲み物を上手に飲み込むための訓練です。

摂食嚥下障害とは、食べ物がのどにひっかかる、食事中むせるなどの食べることの障害です。

食べることは生命維持にも大切なばかりでなく、生きていく上での楽しみのひとつとして大切なことです。

医師、栄養士、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士などの専門職種と協力し、食べる喜びをともに味わえるよう全力でサポートします。